猫が気に入る爪とぎの選び方と家具への爪とぎ防止法

ねこのお世話
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こんにちは!獣医師まいたけ(@maitake-vet.com)です。

猫がソファやカーペット、壁で爪とぎをして困ることはありませんか?

爪とぎ以外の場所で爪をとぐのは、爪とぎ自体が気に入らない場合と心理的な理由による場合があります。

爪とぎは猫に必要な行動ですので、爪とぎをやめさせることはできません。

原因に応じた解決法を試みましょう。

 

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猫はなぜ爪とぎをするの?

猫が爪をとぐ理由は実はたくさんあります。

武器として

伸びてきた爪の外側をはがして、新しい鋭い爪をむき出しにすることでいつでも戦闘態勢。

爪がとがっているほうが高いところへも登りやすくなります。

 

マーキングとして

爪をといで傷つけることによって自分の縄張りであることを示します。

この時、より高いところに傷をつけたほうが大きな体の持ち主だと相手に思わせることができるので、背伸びのような姿勢でなるべく高いところで爪とぎをしようとします。

同時に肉球から出る臭腺をこすりつけて縄張りであることを主張します。

 

ストレッチとして

寝起きなどに背筋をぐーっと伸ばしながら爪とぎをすることも。

 

心理的な理由

おうちの方の気を引きたい時に爪をといだり、イライラしている時に爪とぎでストレス発散したりします。

同居猫に対して、自分を強く見せるために大きく伸びて爪とぎすることもあります。

 

猫が好きな爪とぎの選び方

爪とぎの選び方としては、最初に猫が壁でとぐことが好きなタイプなのか、床でとぐことが好きなタイプなのか見極めるのがポイントです。

素材としてはダンボール、カーペット、麻ロープがよく好まれます。

心理的な理由がない場合は、まずは猫の好みを確認してみましょう。

猫が好きな爪とぎの素材

ダンボール

段ボール製の爪とぎ

ダンボール素材で出来た猫の爪とぎはたくさんあります。

他の素材の爪とぎに比べるとお手頃な価格なので、猫の好みが分からない場合はダンボールの爪とぎをはじめに試してみるのがお勧めです。

ダンボール素材の爪とぎには、使い捨てタイプと交換して使うタイプの2種類があります。

使用頻度にもよりますが、交換の目安は1か月程度です。

猫がといだあとに細かいゴミが出やすいのがデメリットではありますが、使い終われば燃えるゴミとして処理できるので手軽です。

麻ロープ

麻ロープの爪とぎ

ダンボールの爪とぎよりも細かいゴミが出にくいのが麻ロープの爪とぎです。

爪とぎがしやすく力いっぱいとぐ事ができるため、猫にも好かれる素材です。

しかしながら、麻ロープの爪とぎは独特の匂いが嫌だという猫も中にはいます。

爪をといだ後に出る細かいゴミはダンボール素材のものより少ないですが、チクチクする細かい
ゴミが気になることがあります。

 

カーペット

カーペット素材の爪とぎ

表面にカーペットと同じ素材をつけた爪とぎがあります。

ダンボールや麻ロープの爪とぎを試してみてもカーペットでばかり爪をといでしまう猫におすすめです。

爪をとがれたくないカーペットの上で使用しましょう。

といだ後にゴミが出にくく、耐久性が高いというメリットがあります。

傷つけられたくない壁に取りつけて使うという使用方法もあります。

しかし、家でカーペットも使っている場合はカーペットと爪とぎを区別できなくなって部屋のカーペットで爪とぎしてしまうというデメリットがあります。

 

木製の爪とぎ

種類は多くありませんが、天然素材を使用した木の爪とぎがあります。

猫が爪とぎをしやすいように、ギザギザに加工が施されています。

麻ロープやカーペットの爪とぎと比べて爪の引っかかりが少ない上に、耐久性もあります。
インテリアとしておしゃれなものもあり、メリットの多いように見える木の爪とぎではありますが違う素材の爪とぎとくらべて値段が高価だったり、爪をといだ後に細かく削れた木材が出やすかったりするデメリットもあります。

猫が好きな爪とぎの形

素材だけではなく、形もたくさんある猫の爪とぎ。

ぐらついていると猫が爪とぎをしないことがあるので、安定感があり倒れにくいものがおすすめです。

お気に入りの形を見つけてあげましょう。

横置き型

猫が背中を丸めて床をひっかくように爪をとぎたいタイプなら、横置き型の爪とぎが向いています。

価格も手頃ものが多く、軽くて持ち運びがしやすいです。

軽すぎると猫が爪をとぐ時に爪とぎが動いてしまいますので、ある程度重さがあるか固定できるタイプのものや滑り止めがついているものを選ぶといいでしょう。

縦置き型

縦置き型爪とぎ

縦置き型の爪とぎは、伸びをしながら壁をひっかくように爪をとぐのが好きな猫に使ってください。
きちんと固定ができていないと爪とぎが動いて使いづらくなってしまいます。

その結果猫が使用しなくなってしまうこともあるので、固定できるかどうか、土台が安定しているかどうかを確認しましょう。

縦置き型にはポール形から壁にかけて使うものまでいろいろとあります。

ソファ型

ソファ型爪とぎ

とにかくデザインがおしゃれな爪とぎがほしいという方には、ソファ型の爪とぎがおすすめです。

その名の通りソファのような形のデザインをしていたり、カラフルなものがあったりと見た目にこだわっている人の心をくすぐるものがたくさんあります。

素材は麻や段ボールが多く、他の爪とぎに比べて値段が高いというのがデメリットではありますがインテリアとしても使えるのが魅力です。

コーナー型

コーナー型爪とぎ

コーナー型の爪とぎは猫が柱や家具で爪を研いでしまって困っているという方におすす
めの爪とぎです。

猫がその場所で爪をとげるだけではなく、柱や家具が傷つかないといったメリットがあります。

しかし、場所により設置不可なものもあります。

 

心理的な理由による爪とぎ防止法

爪とぎを好みのものに交換しても爪とぎ以外の場所で爪をとぐ場合は心理的な理由からかもしれません。

こんな様子は見られませんか?

  • 爪とぎの置き場が気に入らない。
  • 要求があったり構ってほしくなると家具で爪をとぐ。
  • 気に入らないことがあると家具で爪をとぐ。

 

折り合いが悪い同居猫のお気に入りの場所に爪とぎがあったり、騒々しいところにあったりすると爪とぎを使わない場合があります。

その猫が気に入っている場所に爪とぎを設置してみてください。

 

またソファや壁で爪とぎした時に皆で大騒ぎしたり猫を構うと、構ってほしい時にソファや壁で爪とぎするようになります。

その場合は猫がよく爪とぎする場所は爪とぎ防止シート(市販品)やアルミホイルなど猫がひっかきたくない素材で覆ってしまい、近くに爪とぎを置きます。

爪とぎで爪をとげたら直後におやつを与えると、爪とぎで爪をとぐと良いことが起こると猫が覚えて爪とぎで爪をとぐ機会が増えます。

 

気に入らないことがあると家具で爪をとぐ場合も基本的には同じです。

家具で爪をとげないように覆うなどの対応をし、爪とぎで爪をとげたらすぐにご褒美を与えます。

猫に対して気に入らないこと(爪切り、ブラッシングなど)をする時はペースト状のおやつを舐めさせて気をそらしながら行うと、猫の機嫌を損なうことが少なくなります。

イライラさせない配慮も必要です。

 

猫に爪とぎをやめさせることはできないので、お互いが快適に過ごせるように工夫しましょう。

プロフィール
この記事を書いた人
まいたけ

獣医師・ペット栄養管理士・ペット薬膳管理士
食べることが大好きなラグドール男子、しめじさんと同居中。

動物病院で働いたり外資系企業に勤めたりしていました。
ねこアレルギーとねこが快適に暮らす方法やペットの手作りおやつ、ホームケアを簡単にする方法などを追求しています。

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