猫のための防災マニュアル

本棚にいる猫 ねことの暮らし
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こんにちは!獣医師まいたけ(@maitake-vet.com)です。

日本では毎年のように強い台風や地震に見舞われます。

いざという時に大切な家族を守れるように備えましょう。

犬や猫の避難準備、災害対策についてまとめました。

 

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持ち出し用防災グッズ

まず、必要なのが猫を入れて運ぶキャリーバッグです。

主にクレート型、リュック型、ショルダー型の3種があります。

犬猫用キャリー クレート型

クレート型:頑丈で汚れても洗いやすく、上部で開閉するタイプが猫を入れやすい。やや運びづらい。

 

犬猫用キャリーリュック型

リュック型:楽に背負え、両手も自由になる。猫の様子が見えづらい。防災バッグを背負えない。

 

犬猫用キャリー ショルダー型

ショルダー型:猫と人が密着するので安心感がある。猫がパニックになり逃げようとする場合はバッグの耐久性に注意。

清潔にしやすく、一時的に猫が寝起きする部屋としても使えるので、クレート型(肩掛け用のベルト付き)が使いやすいです。

キャリーバッグ以外に猫用の防災バッグ(非常用袋)も用意し、いつでも持ち出せるように玄関など目に付きやすい場所に置きます。

防災バッグには下記のようなものを準備します。

  • 5日分のフードと飲水(成猫1頭当たり約1L以上)
  • 食器
  • 常備薬
  • ペットシーツ・トイレ砂・簡易トイレ
  • 45Lゴミ袋
  • タオル
  • 首輪と迷子札
  • 動物病院の診察券
  • 猫の健康手帳
  • 猫の写真
  • 洗濯ネット
  • ハーネス
大きいサイズのゴミ袋やタオルは雨風の中移動する際にキャリーバッグのカバーとしても使えます。
マイクロチップはリーダーがないと情報を読み取れないので、迷子になった時に備えて猫の写真をプリントしたものも入れておきます。
トイレ砂は紙製のものが軽くて女性でも運びやすいです。
災害時には猫が入ったキャリーバッグ、人間用と猫用の防災バッグを運びます。問題なく運べる重さかどうか、一度全部持ってみてください。一般的には男性で15㎏、女性で10㎏くらいまでが安全に避難できる目安です。

猫の防災グッズの詳細については下記をご参照ください。

猫ための災害対策!日頃から備えておきたい防災グッズ
地震や水害はいつどこで起こってもおかしくありません。 もしもの時に、ご自宅の猫ちゃんのための防災グッズは準備されていますか? 防災グッズというと、非常に持ち出す防災バッグ(非常持ち出し袋)を思い浮かべるかもしれません。 実際の災害時には、被...

自宅での備蓄

災害の程度によっては2週間以上、流通が途絶える場合があります。

ペットフード、療法食やトイレ用品などの入手が難しくなることがあるので、1か月分以上多めに買い置きしていると安心です。

お勧めは循環備蓄(ローリングストック法)です。

循環備蓄

  • 1,2か月分余分にフードやケア用品を買っておく。
  • 賞味期限が短い順に消費する。
  • 使った分だけ買い足す。

人間用の食品や日用品も同じように循環備蓄にすることで、自宅での避難生活に備えることができます。

自宅の災害対策

最近の大型台風では窓ガラスが割れるなど、室内にいても被害を受ける場合があります。

大型台風が近づいている時は、窓に雨戸を下す、窓ガラスを補強する、カーテンを閉めるなどの対策をして、なるべく窓のない部屋もしくは窓から離れたところで台風が過ぎるのを待ちます。

また、過去の大きな震災時には地震の揺れでサッシ窓のカギが開き、開いた窓からペットが逃げ出してしまったこともありました。

古い鍵の交換、補助錠の設置などが必要かどうかも確認しましょう。

 

猫の避難訓練

猫用ハーネス

ハーネスやキャリーバッグには日頃から慣らすようにしましょう。

新しいハーネスを買った場合はいきなり着せるのではなく、しばらく部屋に置いて猫に匂いをかがせたり触らせてみたりします。

ハーネスの存在に慣れたら短い時間着せてみて、好きなおやつをあげたり抱っこが好きなら抱っこするなど、ハーネスをつけると良いことがあると教えます。

慣れてきたらハーネスをつける時間を少しずつ延ばします。

 

キャリーバッグも同じように日頃から入り口を開けた状態で、猫が自由に出入りできるようにしておきます。

キャリーバッグの中にお気に入りの毛布を入れたり、好きなおやつを中で食べさせることでハーネスが楽しい場所だと覚えさせると、嫌がらずにキャリーバッグに入ってくれるようになります。

 

同伴避難と同行避難の違い

ペットといっしょに避難できるかどうかは市町村や避難所にご確認ください。

その際には「同行避難」なのか「同伴避難」なのかも確認するようにしてください。

同伴避難:避難所の屋内でペットも家族と一緒に過ごせる。

同行避難:ペットを連れて避難できるが、屋内で一緒にすごせるかは各自治体の判断。ペットは屋外や車内での待機となることもあり。

同伴避難か同行避難かで必要な装備が変わります。

また、自宅の建築様式や築年数、立地などによっては自宅にとどまるほうが安全な場合もあります。

自宅と避難所とどちらが安全か、日頃から地域のハザードマップ等でも確認しておきましょう。

まとめ

天災はいつ起こるかわかりません。

もしもの時に備えて定期的に避難バッグの見直し、避難所の確認、家族での役割分担などを見直すようにしましょう。

防災バッグを準備しておくと、ご家族の急病などで突然猫を預けないといけなくなった時にも準備がスムーズです。

猫を迎えたら是非防災グッズの準備もお願いいたします。

プロフィール
この記事を書いた人
まいたけ

獣医師・ペット栄養管理士・ペット薬膳管理士
食べることが大好きなラグドール男子、しめじさんと同居中。

動物病院で働いたり外資系企業に勤めたりしていました。
ねこアレルギーとねこが快適に暮らす方法やペットの手作りおやつ、ホームケアを簡単にする方法などを追求しています。

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