新型コロナウィルス感染症はまだ収束していません。
一人暮らしの方が新型コロナウィルス感染症に感染して入院することになった時、どのように対応したらいいかをまとめました。
※2020年10月13日時点の情報です。
※状況は刻一刻と変化しております。記載している情報に変更がある場合もあるかもしれませんがご容赦ください。
新型コロナウィルスに感染する前にすること
新型コロナウィルスに感染すると最低2週間、隔離環境にいることになります。
その期間中にお世話する方がどこに何があるか分かるように必要なものをまとめておきましょう。
下記のもの以外には、逃走対策として迷子札もつけておきます。
マイクロチップを装着している場合も、マイクロチップはリーダーがないと個体識別番号を読み取れないので迷子札も併用することをお勧めしています。
万が一、自分がコロナに感染してしまった時に備えて
フード
おやつ
サプリ
トイレ用品上記1ヶ月分と友人の動物病院の診察券、ワクチン証明書、猫用キャリー、封筒に入れた現金をリビングの目立つところに置いています。
お世話する人が困らないように。#獣医師がゆるやかに解説する豆知識 pic.twitter.com/F6tWLb4qhR— まいたけ🍄 (@maitake_vet) April 6, 2020
また、ペットが病気療養中の場合は服用している薬や服薬指示書(動物病院で渡される薬袋など)、治療経過の申し送り書なども用意します。
日頃からペットについて下記のような情報をノートにまとめておくと便利です。
- 名前、年齢、性別
- 避妊去勢手術の有無
- マイクロチップの有無、あれば個体番号
- 毎日の習慣(散歩や食事の時間、トイレの習慣など)
- 好きなこと、喜ぶこと
- 嫌がること、怖がること
- かかりつけの動物病院の連絡先
- 緊急連絡先
詳しくは下記のサイトにも記載されています。
新型コロナウィルス感染症にかかってしまう前に済ませておくべきペットを預ける準備のポイント(東京都獣医師会)
もしも新型コロナウィルス感染症にかかってしまったら
ご家族、ご友人、お知り合い、もしくはかかりつけの動物病院にペットの預かり先を相談してください。
コロナ以外のことでも、ご自身に何かあった時にはペットを預けられる方を何名かあらかじめ見つけておくことをお勧めします。
どうしても預けり先が見つけられない場合、東京近郊であればペット保険会社の有志の方が無償で預かりをされるようです。
詳細は下記をご覧ください。
※預かり等の問い合わせはリンク内のお問い合わせ先までお願いいたします。
※状況によっては預かりが難しい場合があります。
また、2020年10月9日より、船の科学館(品川区)敷地内にてペット同伴可能な新型コロナ感染症療養施設も開設されました。
敷地内にはプレハブの個室140室(1室約20平方メートル)が設けられており、入院の必要がない軽症・無症状者が対象になります。
同伴可能なのは犬、猫、うさぎ、ハムスターで、各部屋にケージが設置されています。
この施設は日本財団が7月に建設し、東京都に提供したものです。
こちらの施設についても利用の際は事前に東京都への問い合わせが必要です。
新型コロナウィルス感染症にかかった方のペットを預かるときの注意点
感染者と暮らしていたペットの体にも少なからずウィルスが付着していると考えられます。
預かる方が感染しないよう洗浄、一時的な隔離などが必要です。
ペットを迎えに行きシャンプーを済ませるまでは、できればマスク、使い捨て手袋、メガネ、あれば撥水加工のエプロン、レインコートなどを着用してください。
預かりの特に使用したペットキャリーの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を使うことができます。
0.05%の濃度になるように水で薄めて使用します。
※薄めたらすぐに使用してください。酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生します。混ぜないでください。
詳しくは下記サイトをご参照ください。
新型コロナウィルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと
(東京都獣医師会)
(環境省)